日経225社に掲載されている通信業界6社から、直近一週間のニュースリリースを取得し、Microsoft Excelファイルに出力するロボットを設計した竹山佳菜子さんに、ロボット開発の背景や使い方についてお話を伺いました。
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竹山さん まずはロボット実行前に、ダウンロードフォルダ内に含まれるMicrosoft Excel「設定情報一覧表.xlsx」に記載があるファイルパス等をお使いの環境に沿ったものにご変更していただきます。
ロボットを実行すると、通信業界の各社の現在日付から1週間以内のニュース記事の日付、タイトル、リンクを取得し、Microsoft Excelファイルの該当シートに出力されます。
さらにメール版では、出力されたMicrosoft Excelファイルを指定されたメールアドレスに送付します。
竹山さん 過去にRPAロボ開発やテスターの経験はありましたが、設計は今回が初めてだったんです。
決まった流れを定義書に落とすのではなく、「どういったロボをどのような処理で設計するか」とゼロからロボをつくりあげることに、最初は戸惑いがありました。
事務の業務経験もなかったため、みんなが使えて、かつ必要としているロボのアイデアを出すところから難しく感じましたが、経験豊富な要件定義チームのサポートもあり、カテゴリを絞るか絞らないか、何日分のニュースだと使い勝手がいいのかといったアイデアを出し合いました。
ニュースを収集する対象期間が長過ぎると膨大なデータとなり、実際の業務で使い勝手が悪くなるなど、色んなパターンを想定した上で今回のロボットの仕様になりました。
竹山さん Microsoft Excelファイルに出力する際、企業ごとにシートを分けて情報が見やすいようにしました。
また、更新頻度の少ない企業の場合、お知らせとプレスリリースのふたつを取ってくるように設計するなどの工夫もしています。
ロボットをダウンロードするかたへメッセージ
竹山さん ニュースを調べることは、日々の業務の中でちょっとした時間だと思いますが、このロボを活用することで少しでも時短になったり、他の業務に充てられる時間の余裕が皆さんにできたらいいなと思っています。
また、今回の出力ファイルを指定したメールアドレスに送信するロボでは、出先でロボを起動しニュースをチェックして、移動中に出力ファイルの中身を確認するといった使い方も可能になります。
今後は、このロボットをもとに電力や車など業界別でシリーズ化する予定です。
ぜひお楽しみに見ていていただけると嬉しいです。
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